海外の銀行に預けるだけでも海外投資
海外投資というと、外国の金融商品を売買するようなイメージが強いかもしれませんが、
ファンドや株・債権・不動産を買うだけが海外投資ではありません。
いきなり、知識や情報・経験もなく投資を始めることは非常に危険なことですから、
しっかり学ぶまでの間、香港の銀行にキャッシュを預けて置くだけでも立派な海外投資・資産運用です。
しかも、それだけで日本に預けておくより、年率20%は多くのリターンを得ることができます。
それはどうしてでしょうか?
この事は香港と日本の税法が重要な意味を持っています。
1.日本の銀行に預けた場合
日本の銀行に預金をしていた場合、利率や支払い月は銀行によって様々ですが利息がつきます。しかしながら、我々の口座に入金された利息からは既に税金が引かれているのをご存知でしょうか?
日本では源泉分離課税制度を採用しており、入金された時点で既に20%の税金が引かれています。
つまり、我々日本国民が受け取る利息は、本来もらえる筈の額の80%ということになります。例えば、100円しか利息がつかなくても、20円を自動的に引かれて、手元に振り込まれるのは80円ということです。
2.香港の銀行に預けた場合
香港はタックスヘイブンですから、銀行の利息に対して税金を香港政府に納める必要はありません。これは、香港在住であろうが、なかろうが共通のことです。
上記の例では、100円が全額入金されます。
しかしながら、我々が日本に住んでいる場合は日本政府に税金を払う義務があります。
結局は税金を払わなくてはならないのでしょうか?
3.海外投資における税金のあり方
日本政府は海外での所得に対して税金をかけていますが、利益分を円転(円に戻す事)した時点で所得とみなし、総合課税扱いにします。
通常、サラリーマンや主婦・学生の場合、年20万円未満の給与外所得の場合、総合課税額から控除され、税金を払わなくてもいいことになっています。
他の所得がある方はその分を合計して提出する必要がありますが、年20万円の所得ということは、月1万6千円までの収入は申告する必要がないということになります。
20万円相当の利息を得るには、年率2%と仮定すると1千万円相当の預金をしなければ得られません。
事実上、海外で預けた預金に対する税金はかからないのと同じではないでしょうか?
4.ポイントは円転したとき
それでは、なぜ円転した時点で税金の対象となるのでしょうか?
それは、日本の通貨が"円"だからです。今のところ、円以外の通貨は日本国内ではお金として認められていないという証拠ではないでしょうか。
しかしながら、ここで注意が必要です。
数年分の利息をまとめて円転した場合、20万円を超えてしまうと総合課税により税金を払う義務が発生します。
比較的大目の利息を得ることができる方は、毎年一回は円に両替して、その記録をとっておいたほうが安全です。日本の銀行に振り込む場合は、通帳のコピー等ですね。
所得額が大きいようであれば、毎年利益を確定して、確定申告を提出する必要があります。
(この点は所轄の税務署により見解が異なりますので、地元の会計士や税理士に相談しておいたほうが安全です。)
【関連ページ】
・ 確定申告対策
・ 税金対策について
・ 税務署からの通達(実際に起こった事例をご紹介)
カテゴリー:香港の銀行について



