72の公式
今の日本の銀行利率を見ると悲しくなります。
消費者金融だって20%以上の利息を取っている時代に、虎の子の預金金利がたったの0.005%です。
それも、ジャパンネットとか、ネットバンクの高い普通金利でですよ。
100万円を預けても、1年間に50円しか利息がつきません。
他の都市銀行の普通預金なんて、0.001%です。
これじゃあ、年に1回、銀行の営業時間外に預金を引出したら利息が無くなって、むしろマイナスです。つまり、元本が減ってしまいます。この利率を見たら、とても資産が倍増するなんて考えられません。
あなたは次の公式をご存知でしょうか?
72 ÷ 利率(%) = 年数
この公式は、財産を倍にするのために必要な年数を計算する公式です。
頭の72は固定なんですね。
比較的知られている公式ですので、どこかで聞いたことがあるかもしれません。
これを使って、ネットバンクに預けた場合、財産を倍にするのにどの位かかるか計算してみましょう。都市銀行の利率では計算する気力もなくなりますので...。
72 ÷ 0.05(%) = 1440(年)
生きているうちに財産が倍増することはなさそうです。(苦笑)
これでも普通の銀行よりは高いんですからイヤになります。
とある信託銀行の大口定期の5年もの定期預金でも年0.4%です。
72 ÷ 0.4(%) = 180(年)
だいぶ年数が縮まりましたね。これでも生きてはいませんけど。
上の計算からもわかるように、
資産を倍にするためには、運用利率が非常に重要になってきます。
運用利率が高ければ、それだけ短期間で資産を倍増させることが出来るわけです。
香港のStandard Chartered Bankの普通預金の利率 (平成18年5月1日現在)なのですが、
| HKD - Hong Kong Dollar | $1 - $149999 | 2.500000 |
| $150000 - $499999 | 2.750000 | |
| $500000 or above | 3.000000 |
上記のように最低でも2.5%の利息がつきます。この利率は香港の銀行としてはほぼ標準の利率です。
為替レートを考えると複雑になりますので、ちょっとここではおいておきますが、単純に計算してみますと
72 ÷ 2.5(%) = 28.8(年)
で運用資産が倍になることになります。
これなら生きているうちに、老後の資金を貯められますよね。
インフレがいかにすごいといっても、30年後に2倍になっているということはないでしょう。(多分)
ここで覚えておいていただきたいのは、この公式はあなたの全資産ではなく、「運用する財産」を倍にするものという事です。
例えば、あなたが1,000万円を持っていても、100万円しか資産運用しなければ、運用後には1,100万円にしかなりません (残りの900万円を何もしないと仮定)。
どの程度の比率を資産運用できるのかは人それぞれですし、投資対象も異なりますので、バランスをみて行う必要がありますが、現状の日本では資産を倍にすることは普通のことをしていたのでは不可能だと証明されました。
しかも、香港の銀行金利の表を見ていただければわかるように、視線を日本から海外に動かすだけで、不可能が可能になります。
これは非常に重要なことではないでしょうか?
我々、預金をする側も、お金を預ける銀行を選ぶ必要があるということです。
日本で暮らしているとはいえ、全財産を日本の安い金利しか払わない銀行に預けておく必要があるのでしょうか?
カテゴリー:資産運用の基礎知識



